そらのブログ

データ復旧技術の研究に捧げた経験を持っており、繊細な言葉でユーザーに価値がある記事を書かれています。

Macで消えたデスクトップアイコンやファイルが消えた時はどうする?

はじめに

何もしていないのにデスクトップにファイルもアイコンも何も写らなくなってしまった。データが何処に言ってしまったかわからない。なんて困ったことはありませんか?

本記事ではこんな困った事態でも出来る復元方法と、なぜこのような事が起こってしまったのかなどを述べていきます。少しでも参考になれば幸いです。

目次:

1.Macからデスクトップファイルが消えた原因

Macを起動したらデスクトップのアイコンやファイルが消えてしまった、という事態に出会ってしまったことはあるでしょうか。何もしていないのにデータが消えてしまうと非常に慌てますし、なにか深刻な事態になったのかと不安になってしまいますよね。しかしこの様な目にあったのならむしろいったん落ち着きましょう。絶対に直せるというわけではありませんが、こういった知らぬ間のアイコンやファイルの消失は実はそう珍しい現象でもないのです。
主に考えられる原因は以下のものがあります。

・ファイルがiCloudに移行した

iCloudドライブに保存する設定をしている場合に起こります。この場合はiCloudを確認してもらえればすぐにファイルを戻せます。

・ヒューマンエラー

気づかないうちに削除してしまった場合です。ファイルの紛失に置いては意外と多いですのでゴミ箱などをよく確認してください。

・ウィルスによる削除

この場合は早急に業者やアンチウィルスソフトを頼りましょう。気がついていないだけで既に深刻な状態になっている可能性があります。

凡そこの様な原因が考えられますが、そのどれにも当てはまらずまた心当たりもない。ゴミ箱を探してもどこにもデータはないと言った場合はFinderの問題も考えられます。というのもこの現象の原因は大体がFinderですので、単純にFinderを再起動するだけで直ることが多いのです。

再起動の仕方は簡単で「option」キーを押したままFinderを右クリックし、「再度開く」を選択するだけです。

2.Macでデスクトップファイルが消えた場合の復元方法4つ

方法① Finderからデスクトップ アイコンを復元

デスクトップのアイコンを削除した記憶がなく、Finderを再起動させても復元されなかった場合、環境設定から隠れたアイコンを戻すことが出来るかもしれません。
手順は以下の通りとなります。

Finderを開き、上部のメニューバーから「Finder」→「環境設定」を選択→「一般」タブの「デスクトップに表示する項目」を確認→デスクトップに表示したい項目をチェック

方法② iCloudとのファイル同期を無効にする

iCloudを確認して、無くなってしまったファイルがiCloudに存在するのならファイル同期を無効にしてファイルを改めてMacに写ししましょう。

同期を無効化させる方法は以下のようになります。

「システム環境設定」を選択→システム環境設定のウィンドウから「Apple ID」を選→左の欄から「iCloud」を選択→「iCloudを使用するこのMac上のアプリケーション」の「iCloud Drive」のチェックを外す→「コピーを残す」を選択

方法③ Time Machineバックアップでファイルを復元する

これで自動でバックアップされるようになります。もし容量が多いのでバックアップするものを選びたい、という方がいらっしゃいましたら以下のやり方をお試しください。

1.Time Machineの画面の右下の「オプション」を選択

2.「オプション」のウィンドウからはバックアップの対象から除外する項目を選ぶことが可能です。「+」ボタンを押してください

3.アプリ、写真、文書のどれでも好きなものをバックアップから除外することができます。要らないものを選び「除外」を押してください

4.選択し終えたら「保存」を押してください

・バックアップからのデータの復元

1.デスクトップ上部に時計のアイコンが追加されているので、それをクリックし「Time Machineに入る」を選択

2.バックアップの復元画面が表示されるので、横にあるスクロールを使い復元したい時刻、日付まで戻してください。消えたフォルダやファイルを選択し「復元」を選択すれば復元されます。

方法④ 専門的なデータ復元ソフトRecoveritで復元(Recoveritをおすすめ)

もし原因もわからず回復も見込めないのなら、データ復元ソフトを利用しましょう。こちらではRecoveritをおすすめさせていただきます。

Recoveritは2003年に発売されたデータ復元ソフトで、今日に至るまでアップデートをし続けた現役の製品です。高い復元率が評価を受けており、画面も見やすく扱いやすい製品です。データが消えた原因を問いませんので、お困りでしたらぜひお試しください。

以下は、「Recoverit」 でデスクトップファイルが消えた場合の復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。

スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。