はじめに
パソコンを使っている最中に、突然青い画面と共に「デバイスに問題が発生したため、PCを再起動する必要があります」と表示されて焦ったことはありませんか?これはブルースクリーンと言って、パソコンに問題が生じている証拠です。今回は、Windows10でブルースクリーンが出てしまったときの原因や解決方法について徹底的に解説します。
ブルースクリーンってなに?
Windows10を使っているとき、青い画面に白い文字で「問題が発生したため・・・」と表示されると気持ちが焦りますよね。このブルースクリーン(Microsoft社における正式名称は「STOPコード」)と言われるエラー画面は、周辺機器を含むハードウェアまたはWindows10に不具合が生じているときに表示されます。別名「ブルスク」や「ブルーバック」と呼ばれることもあるようです。
作業中にいつもと異なる画面が急に表示されると焦ってしまいますが、このタイミングでパソコンの電源を切ったりコンセントを抜いたりするのはNG。ブルースクリーンが表示された時は、パソコンに生じている不具合をWindows10が修復しようとしている最中です。そのため、修復作業が終わると自動的に再起動するので、まずは10分ほど待ってみましょう。
ブルースクリーンのエラーが表示される原因
ブルースクリーンが表示される主な原因は、Windows10のシステムやBIOSで不具合が起きている、パソコンの一時的な不具合、ウィルス感染などが多いと言われています。
BIOSの設定が変わった
何らかの原因でBIOSに変更が加わってしまったり、ドライバーが不足したりするとエラーが表示されることがあります。
Windows10のシステムにトラブルが生じている
ハードウェアやシステムファイルにトラブルが起きていると、Windows10は正常に起動しません。その場合にもブルースクリーンが表示されてしまいます。Windows Update等により新しい更新プログラムがインストールされた直後に起こることが多いです。
ウィルスに感染している
パソコンがウィルスに感染した場合もブルースクリーンが表示されることがあります。再起動後に、ウィルス対策ソフトで確認してみてください。
パソコンの一時的な不具合
強制的にシャットダウンされてしまったり、メモリの使用率が高すぎたり、パソコン本体が熱くなりすぎたりしてもブルースクリーンが表示されることがあります。そのような時は、再起動後にシャットダウンし、接続されている外部デバイスを外す、コンセントを抜くなどしてしばらく放電してみましょう。
「問題が発生したため・・・」のエラーはどうやって修復する?
パソコン本体やWindows10に問題が発生してデバイスの再起動が必要になった時に表示されるブルースクリーン。通常は自動で修復を行い再起動されるのですが、もし待っていても再起動されない、何度もブルースクリーンが表示されてしまうといった場合は、セーフモードで起動して考えられる原因を取り除いていく必要があります。
STEP1:まずはセーフモードで起動する
Widows10の更新プログラムや新しいソフトをインストールしたばかりという時は、対象のプログラムをアンインストールするのがおすすめです。更新プログラムのアンインストールには、Windowsをセーフモードで起動する必要があります。
- 電源ボタンを10秒以上長押しして強制シャットダウンし、再度電源を入れます。これを2回繰り返しましょう。そうすると、次の再起動後にWinRE(リカバリ環境)に切り替わります。
- WinREが開いたら、セーフモードに切り替えていきます。
[オプションを選択してください] という画面で、[トラブルシューティング] > [詳細オプション] > [スタートアップ設定] > [再起動] の順に選択していきます。 - 再起動するとオプション一覧が表示されるので、数字の4キー、またはF4キーを押して [セーフモードを有効にする] を選択。
- デバイスがセーフモードで再起動します。
STEP2:セーフモードで起動したら以下をチェック
ウィルスが原因となっている可能性が考えられます。まずは、ウィルス対策ソフトでスキャンをしてみましょう。ウィルスが発見されたら駆除してください。もしウィルスが発見できない場合、次は直近でインストールされたプログラムやドライバーが原因になっている可能性があるので、疑わしいプログラム等をアンインストールしましょう。
◎疑わしいプログラムを削除する場合
- スタートボタンの上で右クリックして [設定] を選択する。
- [アプリ] を選択し、 [アプリと機能] から疑わしいアプリを削除します。このとき、日付順でソートすると直近に更新されたプログラムが一覧の上部に表示されます。
- 削除したいアプリケーションを選んで、 [アンインストール] を選択してください。
◎疑わしいドライバーを削除する場合
◎Windows Updateの削除をする場合
- スタートボタンの上で右クリックして [設定] を選択する。
- [更新とセキュリティ] > [回復] を選択する
- [前のバージョンのWindows10に戻す] を選択し、以降は画面の指示に従う。
STEP3: セーフモードで起動できない、またはSTEP2を試しても変わらない場合
セーフモードで起動しない、STEP2で疑わしいプログラムを削除しても変わらない場合はWindows10のシステムやハードウェアに問題があるかもしれません。システムの修復やBIOSの初期化などを行うと直る可能性がありますが、パソコンにあまり詳しくない方が行うには難しい作業です。そういった場合は無理をせず、メーカーサポートに相談することをおすすめします。
消えてしまったデータを復旧したい場合は
トラブルでデータが消えてしまった、バックアップにデータが保存されていなかったけれど取り戻したいという場合、便利なデータ復元ソフト「Recoverit(リカバリット)」を使用してみましょう。Recoveritはプロも使用している復元率95%以上の高度な復元ソフトであり、操作方法も3ステップで簡単です。
- Recoveritを起動し、復元したいデータの保存先を選択。
- デバイスから消えてしまったデータをスキャン。
- 出現したデータをプレビューで確認し、希望しているファイルならば [復元ボタン] をクリックする。
これだけで、簡単に消えたデータを取り戻すことができます。また、Wondershare のRecoveritなら、起動しなくなってしまったパソコンからデータを取り出すこともできるので、ブルースクリーンが表示されたあとにパソコンが起動しなくなってしまったという場合でも、大切なデータを取り出すことができます。100MBまでのファイルなら、無料版で復元可能。まずは、無料版から試してみてはいかがでしょうか。
以下は、「Recoverit」 でパソコンから削除されてしまったファイルの復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
ステップ2 パソコンの削除されたファイルをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
ステップ3 パソコンの削除されたファイルをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
まとめ
突然青い画面と共に表示される「問題が発生したため…再起動」のメッセージは、パソコンに何らかの不具合が起こっている証拠。パソコンのトラブルはいつ発生するかわかりません。そのため、普段から定期的にバックアップを取るようにしてください。バックアップを取り忘れてしまってデータが消えたという場合は、Wondershare のRecoveritを使ってみましょう。クラッシュして動かなくなったパソコンからでもデータの復旧が可能です。