はじめに
防犯カメラや監視カメラで録画した動画は、使用している記憶媒体に保存されます。録画された映像の再生方法は使用している記憶媒体によって違いますが、PCでの再生が可能です。
しかし、時には映像が再生できないトラブルが発生します。映像が再生できない場合はPCや記憶媒体、該当ファイルのどれかに問題があるので確認してみましょう。
本ページでは、防犯カメラ・監視カメラの映像が再生できない原因とその解決策を紹介します。
目次:
1.防犯カメラ・監視カメラで録画した動画を確認する方法
防犯・監視カメラで録画した動画は、以下の記憶媒体に保存されます。
録画した動画の確認方法は、どの記憶媒体を使用しているかで変わります。
また使用されている記憶媒体は、カメラを導入しているビルや店舗によって異なります。
記憶媒体をPCに接続
HDDやSSD、SDカードを使用している場合、これらの記憶媒体をPCに接続します。
次にPC上で該当の動画ファイルを選択すれば再生できます。
インターネットを経由して確認
クラウドサーバーに動画を保存している場合、インターネット上でそのサーバーにアクセスすると確認が可能です。
しかし、インターネット上で動画を再生するため、利用する回線の速度が求められます。
2.防犯カメラ・監視カメラの録画が再生できない原因
防犯カメラや監視カメラで録画した映像が再生できない場合、考えられる原因は以下の4つが挙げられます。
• PCや再生ソフトの不具合
• 記憶媒体の不具合
• カメラとPCに互換性がない
• 映像データの破損
それぞれの原因を詳しく解説します。
PCや再生ソフトの不具合
よくある原因は動画を再生するPCやソフトの不具合です。
PCのシステムエラー、ソフトの不具合が起きるパターンは意外と多いですが対処法は以下の3つと簡単です。
• PCの再起動
• 再生ソフトの再インストール
• 別の再生ソフトを使う
これらの対処法を行なっても動画が再生できない場合、別の原因が考えられます。
記憶媒体の不具合
次に考えられるのが、記憶媒体の不具合です。
防犯カメラや監視カメラの映像保存に記憶媒体を使用すると、録画ファイルの数が膨大になりエラーが発生する場合があります。
記憶媒体はある程度の空き容量がないと正常に動作できないからです。
そのため、保存しているファイルで不要なものは削除して空き容量を確保しましょう。
不要なファイルがない場合、別の記憶媒体へ移行して空き容量を作ってください。
カメラとPCに互換性がない
使用している防犯・監視カメラとPCに互換性がないパターンもあります。
カメラによっては独自の拡張子を採用していて、Windows標準の動画ソフトでは再生できない場合があります。
そのため、録画した映像が再生できない場合、カメラとPCの互換性を確認してみましょう。
互換性がない場合、再生が可能なPCを利用するしかありません。
また互換性がないのであれば、今後の対策として手持ちのPCで対応できるカメラへの切り替えをおすすめします。
映像データの破損
記憶媒体で何かしらの不具合が起きて、映像データが破損している場合も珍しくありません。
ファイルの保存数が過剰で記憶媒体のエラーが起きると、必要なデータが破損する恐れがあります。
映像データが破損しているのであれば、後ほど紹介するツールを使って修復しましょう。
3.防犯カメラ・監視カメラの録画が再生できないときの解決策
映像データの破損が原因の場合、それを修復しなければいけません。PCや記憶媒体の基本機能ではデータの修復ができないので、専用のソフトが必要です。
しかし、データ修復ソフトはさまざまな種類があり、どれを使えばいいのか悩むでしょう。
おすすめはWondershareが提供する「Repairit」です。
Repairit はシンプルな3段階の操作を行うだけで、必要な録画ファイルを修復できます。10種類以上の拡張子に対応しているので、あらゆる防犯・監視カメラの録画ファイルの修復が可能です。
また対応デバイスの種類が豊富なので、動画を保存した記憶媒体がどのような種類でも問題ありません。
以下は「Wondershare Repairit」で破損した映像データを修復する手順です。
ステップ1 破損した映像データを「Repairit」に追加する。
「Wondershare Repairit」を起動した後、壊れた写真ファイルを追加して、右下の「修復」をクリックします。
ステップ2 修復した映像データをプレビューでチェックする
ステップ3 映像データを保存する
保存前にプレビューでチェックでき、必要な動画ファイルのみを保存できることも嬉しいポイントです。非常におすすめのソフトなので、動画ファイルが破損してしまった人はぜひ参考にしてください。