そらのブログ

データ復旧技術の研究に捧げた経験を持っており、繊細な言葉でユーザーに価値がある記事を書かれています。

USBメモリからデータが消えてしまった時の安全な復元方法

はじめに

データの保管に便利なUSBメモリ。小型の外付けHDD(ハードディスク)で、手軽に持ち運び可能です。

しかしパソコンと同じく、USBメモリもデータが消えてしまう可能性があります。大事なデータが消えてしまった場合は、データ復元が必要です。USBメモリのデータが消えてしまう原因や、データの復元方法を解説します。おすすめのデータ復旧ソフト「Recoverit」も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次:


1.USBのデータが消えてしまった原因

USBメモリのデータが消えてしまった原因は、さまざまな要因が考えられます。主に「物理障害による故障」と「論理障害による不具合」が原因です。

操作ミスやウイルスによる論理障害によってデータが消えてしまった場合は、データ復旧できる可能性があります。わずかに残るデータの断片を検索し、元の状態に復元可能です。

USBメモリに物理障害が起きた場合は、専門業者へ修理依頼をおすすめします。そもそもUSBがパソコンに認識されないと、データ復元するための操作ができません。また故障したUSBメモリは、時間経過とともに重症化する場合があります。少しでも大事なデータを復元できる確率を上げるためには、早急な判断が必要でしょう。


2.USBメモリのデータを復元したい時のお勧めの方法

USBメモリのデータを復元するために、おすすめの方法を紹介します。USBメモリのデータを復元するには、データ復元用のサービスやソフトの使用がおすすめ。専門の知識や難しい操作は必要ありません。誰でも簡単にデータを復元できます。それぞれ解説します。

2-1 データ復旧サービスを利用する

データ復旧サービスを扱う専門業者が存在します。原因の調査からデータ復元まで、すべて一貫して行ってくれるため安心安全。物理障害による修理やデータ復旧と比べ、費用が安く済むことも嬉しいポイントです。

1.    軽度の論理障害
2.    重度の論理障害
3.    軽度の物理障害
4.    重度の物理障害

おおまかにですが、以上の順にデータ復旧の難易度が上がります。作業が複雑化するため、費用も高額になる傾向です。原因も対処法もわからない人は、早急にデータ復旧サービスを利用しましょう。

2-2 データ復元ソフトを使う

論理障害であれば、データ復元用のソフトがおすすめです。ソフトの中には重度の論理障害に対応できるものもあり、自宅で簡単にデータ復元できます。

しかし、現在データ復元ソフトは豊富に存在します。「どれを選べば良いのか」「どれが簡単にデータ復元できるのか」と悩む人も多くいるでしょう。そんな人におすすめするのが、データ復元ソフト「Recoverit」。わかりやすい操作画面に加え、軽度から重度の論理障害に対応できます。機械の扱いが苦手な人も簡単に扱えるため、非常におすすめです。

Recoverit」のデータ復元方法は、パソコンにUSBメモリを挿入してからわずか3ステップ。複雑な作業は、ソフトが自動で行ってくれます。

RecoveritUSBメモリのデータを復元する手順

Step1 まず「Recoverit」を起動して、削除されたデータの保存場所を選択します。

USBメモリをパソコンに接続します。「Recoverit」を立ち上げ、削除したファイルの元場所を選択します。今回はUSBメモリのデータを復元するので、「外付けデバイス」のところに該当のUSBメモリを選択しクリックして下さい。

書き込み禁止されたUSBメモリーを選択

Step2 データが失われたUSBメモリーをスキャンします。

そうすると、USBメモリから消えたデータをスキャンし始めます。スキャン完了の後、見つけたファイルはフォルダあるいはファイル形式ごとに表示されます。

書き込み禁止されたUSBをスキャン
ステップ3 USBメモリの消えたデータをプレビューして復元します。

USBメモリのデータがスキャンされた後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。そして、復元したいUSBメモリのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすると完了です!(オリジナルファイルと同じ場所に保存しないでください。)

書き込み禁止されたUSBメモリーでのデータを復元

「Recoverit」ならデータが誤って削除されたUSBメモリーからデータを復元できるのでご安心くださいね。また、Recoveritを使うことで、USBメモリの復元だけではなく、外付けHDDの復旧SDカードデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

       


3.USBメモリ復元の際の注意点

USBメモリからデータ復元する際の注意点は、以下の3つ。

  • USBメモリ内のデータにアクセスしない
  • フォーマットを変更しない
  • 物理障害は早急に対応する

どれもデータ復元の成功率を高めるための大切なポイントです。それぞれ詳しく解説します。

3-1 USBメモリ内のデータにアクセスしない

USBメモリに論理障害が発生しているとはいえ、まだUSBメモリにアクセスできる状態です。そのためパソコンに接続していると、データが上書きされる可能性があります。データを上書きされてしまうと、復元がより困難です。パソコンに接続せず専門業者へ依頼する、またはデータ復元ソフトで早急に復元しましょう。

3-2 フォーマットを変更しない

フォーマットの変更とは、簡単に言うと「初期化」のことです。データ復元したい気持ちから闇雲に操作すると、まれにフォーマットを変更してしまう場合があります。一度フォーマットを変更するとUSBメモリ内のデータはすべて失われ、データ復元は困難です。

3-3物理障害は早急に対応する

前述でも解説したとおり、物理障害に対応できる方法はほとんどありません。重度の物理障害はなおさら難しく、時間経過とともに重症化する傾向にあります。水濡れや外的破損が見られる場合は、早急に専門業者へ依頼しましょう。